えぴふぁの高級ホテル宿泊記

国内の高級ホテルを中心とした宿泊記

ポルトムインターナショナル北海道 宿泊記

ポルトムインターナショナル北海道の宿泊記です。

ポルトムインターナショナル北海道は新千歳空港国際線ターミナルビル直結のエアポートホテルです。

新千歳空港には国内線ターミナルに宿泊特化型の「エアターミナルホテル」がありますが、こちらの「ポルトムインターナショナル北海道」は国際線利用の主に外国人をターゲットにしたラグジュアリーホテルです。

2020年2月開業の新しいハイクラスホテルということで期待が高まります。

新千歳空港国内線ターミナルビル(JR新千歳空港駅)からは2階の連絡通路、3階のスマイルロードから国際線ターミナルビルへ。

新千歳空港国際線ターミナル

3階出発ロビーはこの日の国際線の運航が終了しておりひっそりとしていました。

2階国際線到着ロビーから左手へホテルの案内に従って進みます。

国際線到着ロビーにはローソンがあります。

到着ロビーから3分ほど、ターミナルの奥にひっそりとしたエントランスがあります。

ポルトムインターナショナル北海道

3階出発ロビーフロアにもエントランスがありますが、20:00以降?は2階からのアプローチに制限されていました。

こちらは3階フロア

ここにラグジュアリーホテルがあるとはちょっと想像できないようなシンプルでひっそりとしたエントランスです。

フロントロビーの4階へエレベーターでアクセス

4階でエレベーターの扉が開くとベルスタッフがスタンバイしていて、チェックインの旨を伝えるとそのままフロントへ案内されます。

チェックインはシッティングスタイル

ウェルカムドリンクをいただきながらの手続き。

支払いは事前清算で求められました。

ロビーにはアートが飾られています。

しかしホテルロビー到着からチェックイン、お部屋への案内まで全てベルスタッフに先導して案内されてしまうのでチェックイン時にロビーアートなどを見る時間はありませんでした(もちろん言えばよいのですが)

エレベーターホールにもアートがあります。

奥は宿泊者専用の天然温泉施設です。

客室フロアは5~8階

客室階のエレベーターホールに降りると吹き抜け部分にこれまたアート作品が目に飛び込んできます。

いわゆる“映え”スポットでしょうか。

独特な空間が広がります。

客室階の廊下はかなり薄暗い。

この日のお部屋です。

6階スーペリアツインルーム(43㎡)

ポルトムインターナショナル北海道では最もスタンダードな客室です。

富裕層の外国人をメインターゲットにしているホテルだけに客室はかなりゆったりとしています。

ベッドはシングルが2台、というよりハリウッドツインベッドでしょうか。

ベッドサイドの端末で部屋の照明やエアコン、カーテンの開閉を操作できます。

リビングスペースもゆったり。

デスク、というよりこのような台なのでデスクワークなどには不向きです。

無駄なチラシ類はなくスッキリしています。

テレビの隣にチェスト

ミニバーのミネラルウォーターとネスプレッソコーヒーは無料ですがアルコールとおつまみは有料です。

冷蔵庫内にも有料飲料があります。

急須があるのは嬉しい。

アラカルトなどのルームサービスは案内を見つけられなかったのでたぶん無かったと思います。

館内には自動販売機も無いので必要であれば国際線到着ロビーのローソンをご利用ください。

寝間着と館内着

館内着は温泉施設に行く時に利用できます。

クローゼットにはバスローブ

アイロンセットにソーイングセットもあります。

玄関のところには広いバゲージスペースがあります。

バスルームです。

アメニティ類は引き出しの小箱に。

ミニボトルは北海道のナチュラルアイランド

洗い場付き浴室

トイレも個室タイプで蓋が自動で開きます。

館内には宿泊者専用の温泉施設がありますが、お部屋のバスルームも充実しています。

お部屋からの眺望

国際線の滑走路側と国内線ターミナルビル側に客室があり、今回は国内線ターミナル側客室。

国内線ターミナルビル越しに滑走路と離着陸する飛行機が見えますが、目の前が駐機場の「エアターミナルホテル」ほどの圧倒的な眺望はありません。

それでも夜の滑走路のランプや飛行機が見えるのは空港ホテルならでは。

空港ホテルながら空港の喧騒から離れたとても静かな空間でゆっくりと休むことができました。

なおホテルレストランでの夕食は完全予約制、新千歳空港ターミナルビル内の店舗も営業時間に注意が必要です。

翌朝

朝日が射し込みます。

着陸する飛行機が見えます。

肉眼だともう少し大きく見えますが、やはり距離があります。

眺望では国内線ターミナルの「エアターミナルホテル」に敵いません。

朝食はフレンチレストラン「TATERU YOSHINO(タテル ヨシノ)」でいただきます。

日本とフランスでミシュラン星を獲得して、国内外の美食家を魅了してきた吉野建氏のレストランです。

ちなみにスマートカジュアルのドレスコードが設定されています。

本格的な高級フレンチレストランです。

メニューは季節の野菜サラダに生ハムとサーモン、本日のスープメインのほかに、たまご料理を選択します。

パンやシリアル、スムージーにドリンクは各自で取るハーフブッフェスタイルです。

追加料金で特別メニューも選べるようです。

アルコールも各種揃っています。

料理が運ばれてきました。

たまご料理は蟹とチーズのオムレツを選択。

この日の利用客は数名のみで、お皿を下げるために待機してるスタッフの目線が食事中もかなり気になります笑

スタッフの目線が気になるのであまり落ち着けません。

食後にコーヒーをいただいてそそくさとレストランをあとに…

ホテルでの朝食は高級ホテルでも混雑しているブッフェの場合が多いのでこのような本格フレンチレストランで朝食をいただくのは貴重でした。

値段もひとり5,000円弱となかなか体験できない朝食でした。

こちらは4階の宿泊者専用のサロンスペース

同じフロアに宿泊者専用の天然温泉施設があります。

温泉施設は今回利用しませんでしたが、宿泊者専用だけにゆったりと利用することができます。

こちらのサロンスペースも大正ロマンなモダンな雰囲気です。

インターナショナルホテルですが随所に和の雰囲気があり独特な館内です。

チェックアウトは11時。

北海道新聞の朝刊サービスもありました。

お部屋からの飛行機や景色を楽しんでチェックアウト

ミニバーなどの利用があれば清算を済ませてホテルをあとにします。

帰り際もエレベーターまでスタッフにアテンドされます。

エレベーターの扉が閉まるまで丁寧にお辞儀をされてしまいました…

ポルトムインターナショナル北海道

国際線利用なら出発ロビーはすぐ、国内線出発ロビーやJR新千歳空港駅には連絡通路で10分ほど。

新千歳空港利用時はもちろん、北海道滞在の拠点としても使える空港ホテルです。

価格的にはなかなか気軽に宿泊できるホテルではありませんが、スイートをはじめとした広い客室に高級レストランや宿泊者専用の天然温泉施設など、日常を忘れてゆったりとした滞在が叶うホテルです。

ベルやレストランのスタッフ対応は、むしろそこまでしなくてもと思うぐらいなので、ひとりでふらっと気軽に泊まるホテルではないのかも知れませんが、ラグジュアリーな空港ホテルは一度体験してみる価値がありました。